取扱説明書 manual-04  OUTIN
猫の魔術 BACK/NEXT


 猫は、長い尻尾を使って魔術を行使します。あまり声を必要とする事はありません。殆どが身振りと尻尾の動きです。

 猫は、好奇心ポイントを消費して魔術を使うことができます。そうしていろいろな経験をつんでいくことになります。経験を積むと、簡単な魔術なら好奇心を使わなくても扱えるようになります。

 とても若く経験の浅い猫は簡単な魔術を使うのにも多くの好奇心を必要とします。しかし、若い猫ほど好奇心の回復は早いので気にはなりません。

 年をとった猫は、好奇心ポイントの最大値がどんどん減っていきます。しかし、経験深い猫ならば簡単な魔術はポイントを使わずとも魔術を使えます。いずれにしても年をとった猫は魔術を使うとすぐに疲れて寝てしまいます。

 いくつかの魔術は、人間の魔術と同じように触媒を必要とします。猫は、触媒となるある種の草や木の実、虫などを食べることで一部の魔術を行使します。これらは決して美味しいと思えるようなものではありません。


好奇心ポイント(略称:猫点、NP)

 好奇心が多い猫ほど好奇心ポイントの最大値は高く、これが少なくなってくるとだんだん眠くなってきてしまいます。0以下になってしまった場合は、ただちに寝床へと帰ってしまわなくてはなりません。

 好奇心ポイントが5より少なくなった場合、1d10/2(切り捨て)を振って、好奇心ポイント以下を出さないと、眠くて眠くて仕方なくなります。

 好奇心ポイントは合計30分眠る毎に、好奇心回復点と同じ値だけ好奇心ポイントが回復していきます。

 好奇心ポイントは年を経るにつれて最大値と、回復点がだんだんと少なくなってきます。そのため、経験を積んでより少ない好奇心ポイントで魔術を使えるようにしないといけません。

好奇心の一時的上昇
 PLは一月毎にひとつ、猫の『すきなもの』を決めていくことができます。それは特定の個体を示すもの(アリシアさん、ギエンのくれたボール)か、何かのこだわりのあるもの(ガーラントさんの焼いた魚、フサークの詩)でなければいけません。

 猫は自分の『すきなもの』を得るために、もしくは失わないために、一時的に好奇心ポイントを上げて、より多くの魔術を使うことができます。1日に合計で10npの好奇心ポイントを上げることができます。


 一回で上昇させる好奇心ポイントの量はPLが決定しますが、同じ目的のために追加で上昇させることはできません。また、上昇した好奇心ポイントは目的が達成され次第減少します。


触媒(リージェント)

 触媒の多くは、生きたまま、もしくは採ってすぐでないと効果がありません。ただし例外が木の実と草の種です。猫は、この木の実や草の種を持ち歩いている場合があります。

 猫は、毛の中に一つの木の実か草の種を隠して持ち歩くことができます。また、草の種を体の毛に引っ付けてたくさん持ち歩くこともできますが、草の種類にもよりますし、あまり綺麗なものではありません。

 猫はこれら触媒を食べることで一時的に特殊な魔術の力を得ることができます。この力は3ラウンドの間、もしくは魔術(種類に依らない)を使うまで持続します。また、複数の触媒を効果時間中に飲みこむと、激しい吐き気にみまわれてしまいます。
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